エクセルやワードしか使ったことがない人は、JWのCADに黒などの背景の画面にすると、とまどうかもしれません。しかし、長時間図面とにらめっこをしていると目が疲れてきます。疲労度は白のほうが大きくなりますので、できるだけ黒背景やグレー、薄緑色などで使ったほうがいいでしょう。背景色を白以外にしたい時は、メニューバーの設定→基本設定→色・画面と移動し、設定画面の右下の背景色を白以外にします。黒背景色で気を付けたいのは、もらった図面などでなにか足りないと思い、白背景色に変更したら黒色の図形が黒背景色に同化していて、見えなかったこともあります。グレーなどのあまり使われない色を背景色にするのが良いかもしれません。
JWのCADはCADなのですが、いろんな書式の文章をJWのCADだったら楽に作成できます。特に表形式の書類など得意分野です。枠の大きさが何ミリ、行の高さが何ミリ、幅が何ミリと複雑な表形式でも楽々作れます。 これをエクセルのソフトなどで原本に近い状態に仕上げるのは、かなりの技術を必要としますが、JWのCADだったら、初心者レベルでも線を引くことと文字をタイプすることができれば、すぐにできます。フォントもWindowsのフォントを使えますので、明朝体・ゴシック体・プロポーショナルフォント・勘亭流・教科書体などなど、ワードやエクセルなどで使う文字体で作成できます。線の種類は、実線・点線・鎖線など8種類使えます。線の幅も画面上の線幅は1~16、プリンタ出力線幅は1~500まで設定できます。製本の背表紙やCDやDVDの箱につける詳細なども、最初に長さを測って枠を作り、その中に文字を入力すれば、イメージとほとんど変わらずに作れます。
JWのCADは、その昔パソコンがDOSというOSで動いていた時代に作られました。フリーソフトとして発表されましたが、こんな優れたCADソフトが、フリーソフトとは信じられないでき事でした。10万円以上はすると思われるCADがフリーソフトでしたので、それからJWのCADを使い始めた設計事務所や工務店など膨大な数になると思われます。その後OSが、DOSからWindowsに変わり、JWのCADの仕様もWindows対応になりました。その事が益々取り組みやすいフリーソフトとして、裾野を広げて受け入れられてきました。今では求人募集の際などに、JWのCADを使える事といった条件を付ける建築関連の会社なども増えてきました。呼び方で共通するのはJWという言葉で、DOS版のJWはJWC、JW_DOS、DOS版と呼ばれています。DOS版は1991年で開発は終わりました。その後継にWindows版のJWのCADが出てきてJWW、JW_WIN、WINDOS版などと呼ばれています。
JWのCADはバージョンアップが頻繁にありますので、常に最新のバージョンをダウンロードして、インストールしておくようにしましょう。最近は完成されてきて、不具合はほとんどないようになっています。そのためあまり神経質にならなくてもいいかもしれませんが、新機能が追加されたりしているのでバージョンアップは魅力的です。また、読み込みができないといったトラブルも防げます。メニューバーのヘルプに、バージョン情報がありますので、最新のバージョンと比較してください。JWのCADのダウンロード先 作者さんのホームページ Windows版でも、新しいバージョンのファイルは古いバージョンのJWのCADでは読めないことがあります。せめて自分だけは最新のJWのCADをダウンロードしてインストールしておき、相手方のファイルが読めないといったトラブルを防ぎましょう。
建築会社や設備会社あるいは設計事務所など、求人の募集をする際にJWのCADが使えることと条件を出すところが増えてきましたね。覚えるのにはそんなに時間はかからないのですが、そのわずかな時間も合理化しようとしているようです。求人採用の狭き門をくぐるためにも、当然身につけておきたいスキルの一つでしょう。転職をする際にも、絶対的に有利です。フリーソフトなのでソフトを買う必要もなく、お金を全くかけなくても習得可能です。まだ使えない人は、是非チャレンジしてみてください。
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