このようにレイヤーを分けて書いておくと、後々便利です。ご存じのように、JWCAD(Jww)で図面を作っていくときに、最初の1回で図面作成が終了することはほとんどありません。図面を見直していると、様々な修正事項が発生してきます。
後で修正などある時は、編集可能なレイヤーや表示のみのレイヤー、あるいは非表示などに分けることが容易ですので、修正効率があがります。この修正効率を上げることが、レイヤー分けの一番の利点でしょう。またメモ書き用のレイヤーを作りメモをそこに書いて、印刷の際にはそのレイヤーを非表示にすることができますので、便利に使えます。
JWCAD(Jww)をインストールしたら、レイヤーのツールバーが表示されていると思います。
ここで、レイヤー状態の変更ができます。左側の○で数字等を囲んである方が、レイヤーになります。右側の□で囲んである方が、グループになります。グループの方は、初期状態では表示されていません。メニューバーの表示→ツールバー→レイヤーグループで表示することができます。また、レイヤーツールバーの一番下の0と表記されている場所をクリックすればグループの表示ができます。のアイコンの場所で、右クリックしてください。 そうするとレイヤーの一覧が、画面いっぱいに表示されます。そのレイヤーの一覧の
をクリックすると、レイヤー名称を入力する事ができます。適宜、レイヤー名を入力してから作図を進めてください。
の状態は作図可能レイヤーを表し、必ず1個の作図可能レイヤーが必要です。図形を書きたいレイヤーで右クリックすれば
のように赤色で表示されます。その他のレイヤーは初期状態では
のように丸数字になっています。これは編集可能なレイヤーということを表しています。そこをクリックすると非表示→表示のみ→編集可能と変化しますので作図状態に合わせて切り替えてください。
のように上部の左に、紫の線が表示されているのは、そのレイヤーに図形データがある事を表現しています。紫の線が右側
にある時は、そのレイヤーに文字データがあります。左右両方にある時は、図形+文字のデータがあります。
レイヤーをプロテクトすると、書き込みや消去ができなくなります。しかし、表示、非表示に切り替えることは可能です。元データなど、書き込みや消去を誤ってしないように、保護する時に使います。プロテクトレイヤーにするには、目的のレイヤーをCTRLボタンを押しながら左クリックします。レイヤーが作図可能な状態では、プロテクトレイヤーにすることはできません。一旦別のレイヤーを作図可能にして、そのレイヤーはプロテクトをかけてください。プロテクトをかけたレイヤーはのようにレイヤー番号に斜め線がつきます。表示状態もプロテクトするには、SHIFTボタンとCTRLボタンを押しながら、レイヤー番号を左クリックします。すると、
のレイヤー番号に×印がつきます。この状態では書き込み、消去、表示状態の切り替えができなくなります。
間違えて、柱のレイヤーにドアの図形など入れてしまった時など、レイヤーの移動をする必要が出てきます。最初に、書込みするレイヤーを作図可能にします。上の例でいえば、ドアのレイヤーを作図可能にします。そして移動→図形選択→選択確定→作図属性→書き込みレイヤーに作図とし、OKボタンを押します。配置状態になっていますが、基点が図形等の中央あたりにありますので前と同じ位置に配置したい時は基点を右クリックでキャッチできる点に変更し、元の図形位置でそのクリック位置を合わせて右クリックします。そのままでは依然として移動のコマンドを継続していますので、別のコマンドボタンを押してください。
以上で、レイヤーの移動が完了します。レイヤーを複写するには最初に複写のコマンドを選びます。それ以降の手順はレイヤー移動と同じです。
JWCAD(Jww)では256個のレイヤーが使えます。1グループに16個のレイヤーがあります。そのグループが16個あります。16x16=256個のレイヤーが使えることになります。JWの画面の最下部に[0-0]などと表示されていますが、これが[グループ-レイヤー]を表しています。
画面最下部の表示例↓グループとレイヤーの切り替えには、画面下のステータスバーに[0-0]などと表示されている部分を、クリックします。
そうすると、レイヤー状態を表した画面が出てきます。
そして画面中央のレイヤー状態の数字とアルファベットが、レイヤーを示しています。は作図可能を表しています。
は編集可能です。
は表示のみを表しています。
は非表示を表しています。ここで記号をクリックしてください。そうすると
→
→
と変化します。表示状態を変えたら、OKボタンを押します。非表示状態のレイヤーに図形などのデータがあるときは
のように-のマークが付きます。ちょっと注意すべきは
をクリックしても変化しません。1グループ内に1レイヤーは作図可能にしていなくてはならないので、作図するレイヤーを右クリックで指示します。初期状態では、0番が作図可能になっています。自分の書込みしたいレイヤーを右クリックで指示して作図を進めると、そのレイヤーに作図されていきます。以上の要領で画面上部のレイヤーグループも、グループの状態で
→
→
→
と切り替えて使います。中央の少し下に、レイヤー名の入力BOXがあります。そこにレイヤー名を入れておくと、最下部の[0-0]の所にレイヤー名が出るのでわかりやすくなります。名前を付けたいレイヤー番号、アルファベットで右クリックすれば入力ができます。0-0に通り芯と入力してやれば最下部に[0-0]通り芯と表示されるようになります。一括ボタンは、0番レイヤーからF番レイヤーまでのレイヤーを、一括して非表示→表示のみ→編集可能と切り替わります。
よほど頭の切れる人でない限り、100や200などのレイヤーを管理することはできません
そして一番肝心なことですが、データのやり取りを他の人とする際に、その人にしかわからないようなレイヤー構成は避けるべきでしょう。以前、CADデータを貰った時びっくりした事があります。その図面は100以上のレイヤーで構成されていて、同じ場所に複数の全く違う図面が置かれていました。レイヤーの組合せで、例えば1と6と8の組合せで1枚の図面、2と7と9で1枚の図面というやりかたで、立面図と平面図などを同じ位置に書いていたのです。一つの図面が100以上のレイヤーで構成され、必要な図面はレイヤーの組み合わせで表現されるもので、第3者には理解不能でした。 さすがに修正する気力も失せ、電話をしてレイヤーの組合せを聞いて、やっと図面を出すことができました。データを渡すときには気をつけたいですね。
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